安値圏から反発しているビットコインですが、2日には110万円台を回復。
直近の相場動向とチャート分析をまとめました。
要点
ビットコインは110万円台を回復し120万円到達なるか
今週、一時100万円を割り込んだビットコインですが、その後は反発。
2日には110万円を回復し、チャート形状は改善されてきています。
ビットコイン円 日足 7月~
チャートはビットコインの日足に一目均衡表を表示させたものです。
2日の上昇で雲を下抜けてビットコインは再び雲の中へ突入。
このまま上昇が継続すれば、チャート形状が改善し、再び上昇トレンドに突入する可能性が高まります。
そして、注目となるのが7月20日に記録した高値120万円。
その価格帯は、ちょうど雲の上限と重なる部分になるので、いったんの上値メドとなるでしょう。
まずは120万円の到達、そしてそこを突破できるかこんご数日注目となりそうです。
今週浮上した新たなテーマ
今週はなんといっても、米国が利下げを実施したのがビットコインにとってもプラスに作用しました。
利下げによりビットコインは上昇していますが、米国の株式は下落、米中貿易摩擦の動向も悪化するなど、再び世界経済後退懸念がフォーカスされ始めています。
それにより、ビットコインの「デジタル・ゴールド」の側面が再び注目を浴びています。
現段階ではなんとも言えませんが、このまま世界の経済・政局が不安定な状態が続けば「ビットコインのデジタル・ゴールド」の側面がますます注目を浴びるかもしれません。
これらの不安定な状態は既存の金融市場にとってはネガティブですが、ビットコインにとってはプラス材料になるので、今後もビットコイン、および仮想通貨市場にとって重要なテーマとなるかもしれません。
まとめ
週明け軟調な展開で始まったビットコインは、FRBが利下げした翌日から価格が上昇。
2日には110万円を回復し、日足チャートでは一目均衡表の雲の中へ再度突入しています。
いったんの上値メドは前回高値である120万円、ここは雲の上限が位置している価格帯でもあり、突破すれば再び上昇トレンド回帰の可能性も出てきます。
直近では米中貿易摩擦、世界経済後退懸念などが材料視されているので、来週以降もこれらの材料を注視しつつ相場動向を追っていきたいものです。