ビットコイン、仮想通貨市場ともに上値が重い展開は続いているものの、安値を更新せず今週を乗り切りました。
直近のサポートである「83万円」と暴落後の値動きについてまとめました。
要点
ビットコインは83万円を死守・暴落後の値動き
ビットコインは9月25日に三角保ちあいのサポートが決壊。
それにより、海外取引所などでは多額のストップロスも確認されており、値幅でおよそ20万円という大暴落を果たしました。
ビットコイン円 1時間足 9月13日~
今週も上値が重い展開が続きましたが、反対に下値も堅く、現在は83万円でいっていの買いがはいっていることが確認できます。
仮にこの83万円を死守して底固めできれば、いったんは反発のフェーズに入ることも考えられるので注目です。
ただし、中長期的に下値を更新する可能性も十分に考えられ、現時点ではシナリオを決定する強い材料もあまりないので、決め打ちは禁物でしょう。
材料に欠ける仮想通貨市場
結局、暴落の要因は依然明らかになっておらず。
結果的には、上昇する強い材料がないため、売り注文が増加、心理的節目決壊でストップロスを巻き込んでの暴落だったとしか現時点では言えません。
そして、価格が大きく動く材料がないのは暴落後も変わらず。
今のところ、さらに安値を更新するような材料はありませんが、チャート形状だけでいうと、200日移動平均線を下回ったことにより投資家のセンチメントは悪いといえるでしょう。
また、ここから自然反発して100万円方向にいく可能性もありますが、強い上昇に結び付く材料は今のところありません。
もちろん、半減期といった中長期的な材料はありますが、上下関わらず突発的な動きにむすびつく材料は見当たらないため、来週以降も注目していきたいところ。
その意味で、直近では為替・株のボラティリティー(変動率)が高まっているので、既存の金融市場との相関性も探っていきたい場面ではあります。
まとめ
9月末に暴落したビットコインですが、およそ2週間が経とうとしている今、値動きはかなりおさまってきたと言えます。
そして、現在は83万円がサポートになっており、今後この価格帯を守れるか注目したいところです。
同時に、現在は上下関わらず大きく動く材料があまりないと言えるので、来週以降、金融市場の動向も併せて引き続き注目していきたいところです。