ミャンマー亡命政府、仮想通貨テザーを公式通貨にすると発表
要点
・ミャンマーの亡命政府NUGはステーブルコインのテザー（USDT）を公式通貨にすると発表
・ミャンマー中央銀行は昨年5月に全ての仮想通貨を禁止しており、この方針に反する決定となる
ミャンマーの亡命政府「国家統一政府（NUG）」は
11日、ステーブルコインのテザー（USDT）を
公式通貨にすると発表しました。
NUGの財務省がFacebookの投稿で明らかにしています。
ミャンマーでは、2月に国軍がクーデターを起こし、
民主化指導者のアウンサンスーチー氏や
前政権の幹部らを拘束しています。
NUGは、国軍に追放された市民政府の指導者と、
民主化運動グループの連合体です。
10月に欧州議会は、
NUGをミャンマーの正式な政府として承認しました。
ミャンマー亡命政府は以下のように発表しています。
『仮想通貨テザー（USDT）について、国内での使用を公式に認める。
1. 現在の取引と金融サービスを改善し、加速させるために、ステーブルコインであるUSDTはミャンマー国内での使用を正式に認められた。
2. これにより、ミャンマー中央銀行が2020年9月に発行した債権を無効とする。現在、軍事政権が中央銀行をコントロールしている状態だ』
ミャンマー中央銀行は、
今回のクーデター前の時点（2020年5月）で、
すべての仮想通貨を禁止していました。
NUGの声明は、この方針に逆行するものとなります。
■ネットの反応
国内の仮想通貨投資家からは概ね好評価のようです。
ネクソン子会社、BTC・ETH・DOGEなど仮想通貨決済に対応
要点
・オンラインゲーム制作企業のネクソンはBTCやETHなどの仮想通貨決済への対応を発表
・対応するゲームは同社運営の『メイプルストーリー』『カートライダー』など
東証1部上場企業で、
オンラインゲーム制作企業の
株式会社ネクソンは15日、
同社連結子会社が仮想通貨による
ゲーム内アイテムの購入に対応することを発表しました。
ネクソンの連結子会社Nexon America Incは、
ネクソンが提供する
『メイプルストーリー』『カートライダー』『V4』など
多数のゲームタイトルで、
従来の米ドルなどに加えて仮想通貨決済に対応します。
対象の仮想通貨は以下の通り。
ビットコイン（BTC）
イーサリアム（ETH）
ドージコイン（DOGE）
ビットコインキャッシュ（BCH）
ラップド・ビットコイン（WBTC）
バイナンスUSD（BUSD）
ダイ（Dai）
ジェミニドル（GUSD）
ライトコイン（LTC）
パクソス・スタンダード（USDP）
USDコイン（USDC）など
仮想通貨決済における取引は、
米国大手仮想通貨サービスプロバイダー
BitPayにより管理されます。
また、プレイヤーは米ドルや仮想通貨などの
複数の支払い方法から選択し、
Nexon Americaが設定した価格でアイテムを購入できます。
今回の発表に際しネクソンは、
同社がビットコインを保有していることとは
関係ないことを明記しています。
今回の記事のまとめ
■『ミャンマー亡命政府、仮想通貨テザーを公式通貨にすると発表』について
・ミャンマーの亡命政府NUGはステーブルコインのテザー（USDT）を公式通貨にすると発表
・ミャンマー中央銀行は昨年5月に全ての仮想通貨を禁止しており、この方針に反する決定となる
■『ネクソン子会社、BTC・ETH・DOGEなど仮想通貨決済に対応 』について
・オンラインゲーム制作企業のネクソンはBTCやETHなどの仮想通貨決済への対応を発表
・対応するゲームは同社運営の『メイプルストーリー』『カートライダー』など
本日のビットコイン価格は前日から若干上昇して550万円台になったものの
依然として低調です。
