直近でメディアで話題になっているBakktですが、市場への影響は限定的。
コインテレグラフジャパンが24日に報じたところによると、マネックスCEOは「盛り上がっていない」と米国の状況を述べています。
要点
マネックス松本CEO「盛り上がっていない」
「盛り上がっていない」バックトのビットコイン先物の実情、マネックスの松本CEOが語る【独自】$BTC #Bitcoin #ビットコイン #仮想通貨 #マネックスhttps://t.co/ipDgbJ83AC
— コインテレグラフ⚡️ 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) September 23, 2019
マネックス(コインチェック)の松本CEOは24日、コインテレグラフ・ジャパンのインタビューに応じました。
それによると、松本氏はBakktに関し米国で「盛り上がっていない」とコメント。
期待感が高かったBakktですが、盛り上がりとは裏腹に米国の金融界隈は冷めているようです。
同氏はその理由として、証券会社などが実際のビットコインを保有するのに高いハードルがあると指摘。
Bakktは先物を取引きすることにより、ビットコインの現物を保有することで、市場への影響も高いと指摘されていました。
しかし、松本氏によると、それが反対に大きなハードルになっていると説明しています。
同氏は、今後フィデリティのようなカストディアン(保有サービスを提供する企業)が保有を担当することが重要と述べています。
簡単にいうと、規制などの観点も含め、Bakktの先物をめぐる取引環境が完全に整備されていないということでしょう。
長期的な視野が必要か
本日もお伝えしましたが、直近では盛り上がりが大きかったぶん、Bakktへの失望感が価格下落につながっているとも考察できます。
ただ、17年に開始したCBOE・CMEのビットコイン先物に関しても、ローンチ直後は出来高が少なく、17年末~18年初の暴落要因にも指摘されていました。
しかし、その後1年を通して先物の出来高は徐々に増加していき、先日CMEはより先物を取引きしやすいよう、オプション取引のローンチもアナウンスしました。
これらを踏まえれば、盛り上がっていないBakktの先物ですが、長期的な目線で動向を追っていった方がよいでしょう。
まとめ
先日、Bakktの先物がローンチされましたが、市場への影響は限定的。
これに関し、マネックス松本CEOはインタビューに答え「盛り上がっていない」と米国の状況を説明しました。
同氏によれば、現在は規制やビットコイン保有に関しての大きな障壁があるようなので、長期的な視野で動向を追っていった方がよいでしょう。