SECのジェイ・クリントン委員長は9日、CNBCのインタビューに応じました。
そこで同氏はビットコインETFに関し前向きな発言をしました。
要点
クリントン委員長「進展はある」
SECのチェアマンがETFの進展について、"The short answer is yes."って言っている。価格操作がなあ。
CNBC Exclusive: CNBC Transcript: SEC Chairman Jay Clayton Speaks with CNBC’s Bob Pisani Todayhttps://t.co/UyrJe4hqfR
— touya (@touya_huji) September 10, 2019
CNBCのインタビューによれば、SECクリントン委員長は、「ビットコインETF実現は近づいているか」という問いに対し「簡単にいうとイエスだ」とコメント。
「進展はある」ともコメントしており、ビットコインETFに対し前向きな姿勢を示しました。
ただし、同氏はカストデイと価格操作の懸念点は残っているともコメント。
SECは以前から、特に価格操作と安全面を重視していましたが、今回のクリントン委員長の発言をみると、スタンス自体は変わっていないようです。
なので、以前と状況は変わってないとも言えますが、着実に申請企業と交渉は続いているとみて良いでしょう。
ビットコインETFの行方は
ビットコインETFは、市場に多大な影響を及ぼすとして昨年から専門家やメディアの話題に上り始めました。
しかし、専門家の間では、まだ承認されることはないとの見方が多くあり、市場のコンセンサス(合意)も「すぐには承認されない」となっています。
来月に2社のETF可否判断が控えているETFですが、今回のクリントン委員長の発言をみると、やはり今回も延期されるとみていて良いでしょう。
ただ、専門家の中には来年に承認されるという見方をするものも。
今回のクリントン氏の発言からしても、少なくとも前向きに審査は続いているようなので、今後もETF動向は市場の大きなテーマとなりそうです。
また、今後要人から承認に前向きな発言が相次げば、ビットコインの価格が上昇することも考えられるので、少し長くなる可能性はありますが、引き続き市場材料としてETF動向は追っていっておいた方がよいでしょう。
まとめ
9日、SECクリントン委員長はCNBCのインタビューに応じました。
それにyると、同氏はETFに関し「確実に進展はある」と述べながらも、以前価格操作と安全面の指摘をおこないました。
ETFに関しては直近で10月に2社の可否判断が控えていますが、今回の発言をみると、そちらも再び延期されそう。
ただし、クリントン氏の発言からは、少なくともポジティブな様子がうかがえるので、引き続きETF動向には注目です。