イギリス連邦加盟国のひとつであるトンガ王国が、国としてビットコインを保有する可能性が出てきました。
先日、エルサルバドルという国がビットコインを法定通貨に認定したことを皮切りに、次々と国がビットコインに関与する流れが続いています。
この流れが今後も続くようであれば、ビットコインは新たなフェーズに突入すると言えるでしょう。
トンガがビットコイン購入を検討
南太平洋に位置するトンガ王国で、ビットコインを保有しようとしている動きがあることが判明しました。
トンガ王国は、国の準備金7.5億ドル(820億円相当)をビットコイン購入に充てる予定とのことです。
現時点では、準備金のうちどれほどの割合をビットコイン投資に充てるかは判明していませんが
人口10万4500人のトンガでもし全額投資する場合、国民一人辺り約80万円相当のビットコインを保有する計算となります。
その為、今後ビットコインが更なる飛躍を遂げた場合、この投資は国として大きなアドバンテージとなるでしょう。
トンガの貴族がビットコインに肯定的
あまり先進国とは思えないトンガで、このような流れになった背景には貴族の影響がありました。
トンガの貴族の中には、ビットコインを高く評価している人々が数多く存在しています。
彼らは、ビットコインがトンガの人々を豊かにすると考えているようです。
法定通貨が不安定になりつつある今、国の資産としてビットコインを保有することは間違いではないでしょう。
個人でビットコインを購入するには敷居が高くなりすぎているので、トンガのように国としてビットコインを購入することで
将来的に国民に大きな利益をもたらす可能性は十分あり得ます。
そのようなことを考えた上で、貴族の人々はビットコインを推しているのかもしれません。
国がビットコインを保有するフェーズ到来か
先日、中央アメリカのエルサルバドルが、ビットコインを法定通貨として認めたニュースは世界中で大きな反響を呼びました。
そして、エルサルバドルに続くかのように、他の国々が続々とビットコインに興味を示しはじめているのです。
今年の初め頃、マイクロストラテジー社やスクエア社がビットコインに投資したことで、企業によるビットコイン投資が流行したように
今回のトンガ王国のビットコイン保有によって、国がビットコインを保有するフェーズに突入する可能性があるでしょう。
もしそうなれば、ビットコインの信頼性が大きく飛躍することに繋がります。
SNSでも、この流れが連鎖する可能性があると考えられています。
恐らくは、発展途上国や小さな国々からの進展にはなるかと思いますが、長期目線で考えれば非常に良い流れであると言えるでしょう。
ビットコインの貯蓄も進む
この流れを読み取ってかは分かりませんが、ビットコインの貯蓄も始まっているようです。
この図は、赤色帯がビットコインが売られている時期を示し、緑色帯がビットコインの貯蓄が進んでいることを示しています。
このデータによると、年始からしばらくの間はビットコインを手放す動きが見られていましたが
ここ数週間はビットコインを蓄える動きが続いています。
その為、市場では今が底だと考える傾向があると読み取れるでしょう。
まとめ
先日、エルサルバドルでビットコインを法定通貨として認めたニュースが話題になりましたが
今度はトンガ王国でビットコインを国として保有する可能性があることが分かりました。
度重なる国家のビットコインへの関与によって、これから国がビットコインに投資するフェーズが来るのではないかと考えられています。
もしそうなれば、ビットコインは資産としての立ち位置が大きく変わりますから、更なる飛躍を遂げる可能性があるでしょう。