
18日の米国市場、NYダウは反発するもナスダックは続落
要点
・週末の米国市場、NYダウは+129ドルの33,826ドルで反発
・日経平均は-183円の27,513円。ビットコイン価格は上昇して330万円にタッチ
 

2月17日のNYダウは+129ドルの33,826ドル。
 同日の日経平均は-183円の27,513円で着地しました。

ビットコインは上昇して現在330万円にタッチしています。
 同日のドル円は一時135円にタッチするなど乱高下しながら
 最終的には134.15円になりました。
NYダウは反発しましたが、ナスダックやS&P500は続落。
今週は予想上振れの経済指標や連銀高官の発言を受けて
 市場参加者は一喜一憂し
 安定しない展開が続いている模様です。
これまで市場はFRBの利上げによる
 景気後退の観測が高まっていましたが、
 1月の雇用統計に加え、
 CPIやPPIも底堅い経済状況を示していることから、
 懸念は景気後退から利上げの長期化に戻りつつあるようです。
一部のアナリストは以前の
 「ハードランディング(利上げによる景気後退)」シナリオが
 「ノーランディング」に転換する観測を指摘。
 ノーランディングとは、より
 長期にわたってインフレ抑制的な政策を
 推進しながらも経済成長が持続するという状況です。
ブルームバーグによると、
 金融大手のバークレイズのストラテジスト、
 エマニュエル・コー氏は
 「ノーランディングへのシフトは、
 底堅い経済成長とインフレ率が
 2%より高くより長く続くという構図で、
 株式にはやや追い風だ」とコメントしています。
■ネットの反応



大きな経済指標発表が続いた先週ですが、
週明けから株価や仮想通貨市場がどう推移するか。注目が集まります。
米SEC、旧テラの創設者Do Kwon氏を証券詐欺で提訴
要点
・米国証券取引委員会は旧テラの創設者Do Kwon氏と運営を証券詐欺の指揮で提訴
 
・被告は2018年4月から2022年5月まで未登録証券とみなされる仮想通貨を提供・販売していた

米証券取引委員会(SEC)は16日、
 2022年に崩壊したテラエコシステムを運営していた
 Terraform Labsと、その創設者であるDo Kwon氏を、
 証券詐欺を指揮したとして訴えました。
SECはニューヨーク南部地裁に提出した訴状で、
 2022年5月に旧テラ(LUNA)のエコシステムが崩壊した後、
 Terraform Labsと、Kwon被告が、
 1万ビットコイン(BTC)相当の資金をスイスの銀行口座に送ったとも申し立てています。
SECはまず、被告が2018年4月から2022年5月まで、
 米国企業の株価をミラーリングしてリターンを支払うように設計された「mAssets」や、
 アルゴリズム型ステーブルコインのテラUSD(UST)などを始め、
 未登録証券とみなされる暗号資産(仮想通貨)を提供・販売していたと指摘しました。
さらに、被告は投資家に対して、
 こうしたトークンの価値が上昇すると繰り返し宣伝していたとします。
 例えば、USTには関連プロトコルを通じて20%の金利を払うとしていました。
また、トークンのマーケティング中に、
 韓国の人気モバイル決済アプリケーション「Chai」が
 Terraブロックチェーンを使用して取引を決済すると述べることで、
 LUNAトークンの価値が上がると投資家を誤解させていたとも申し立てています。
今回の記事のまとめ
■『18日の米国市場、NYダウは反発するもナスダックは続落』について
・週末の米国市場、NYダウは+129ドルの33,826ドルで反発
・日経平均は-183円の27,513円。ビットコイン価格は上昇して330万円にタッチ
■『米SEC、旧テラの創設者Do Kwon氏を証券詐欺で提訴』について
・米国証券取引委員会は旧テラの創設者Do Kwon氏と運営を証券詐欺の指揮で提訴
・被告は2018年4月から2022年5月まで未登録証券とみなされる仮想通貨を提供・販売していた
先週はビットコインの価格が大きく上昇した週となりました。
来週の上昇にも期待しつつ、大きな値動きには警戒してください。